沖縄県名護市の東海岸に位置するデイサービスセンター「二見の里」は、約150人のお年寄りが利用する大きな施設です。
こちらでは合計4人のワーホリ参加者が就労しました。
そのうちお一人が、徳岡愛菜さんです。
徳岡愛菜さん
徳岡さんは利用者の男性と、ずっと一緒にチラシで箱を作っていました。
「地域の人とスゴく触れ合えるし、職員の方もすごく良くしてくれるのでありがたいです。まだ開始1週間ですけど良い出会いを重ねています」
徳岡さんの周囲では、利用者さん同士の会話も弾んでいるようです。
一緒に箱作りをしていた男性「女の子と話すのは苦手だからよ」
隣で聞いていた別の男性「ゆくしだろ(嘘でしょ)笑」
ふるさとワーホリを通しての日々は、参加者のみならず、就労先として迎え入れる事業者さんにとってもプラスとなる面があります。
職員の日置太大さんは「(参加者が大学生だったこともあり)継続雇用には至りませんでしたが、今後のつながりという意味では良い交流ができました」と好意的です。
利用者のお年寄りにとっても、このようなメリットがありました。
「新しい人が施設に来ると活気が出ます。『外に出て他者と交流すること』も施設事業の目的としているのでいい機会です。県外からで地元の言葉が分からない人が相手だと、共通語に言い換えるなどして脳の活性化にもつながっています」
意外なところでも脳の活性化にもつながっているそうです。
二見の里に勤める看護師の西銘文香さんは「最初はどのぐらいの距離でワーホリのみんなと接していいのかと、探っていた部分もありました」と遠慮気味だったことを明かしつつも「どんどん(距離を近く)やってもいいんだ」と気付かされたといい、それからは持ち前の明るさでワーホリ参加者を和ませる、お姉さん的存在です。
みんなが笑顔になれるほっこりとした二見の里の1日でした。