群馬県出身の岡田雅文さん。
普段は北海道の大学院で地域活性に関する研究をしています。
2月23日から約1カ月間、沖縄本島最北端の国頭村で生活しています。
お仕事の様子や参加の理由など、お話を伺いました。
勤務先は「大石林山」。
2億5千万年前(古生代)の石灰岩が侵食されてできた「世界最北端の熱帯カルスト地形」が見られる施設です。
与論島(鹿児島県)もすぐそばに望むことができます。
ここでの担当は、これから施設内のジャングルや岩場を巡るお客さんに対するコース説明や注意事項などの案内です。
地域の課題解決に向けて
ふるさとワーホリを終えると、仙台で地方自治体向けのコンサルタントに就職する予定です。
「地域の課題解決に関心があります。前に鳩間島(八重山郡竹富町)のゲストハウスに泊まった時に、いろんな話をしていて『大学院で勉強したことと実際の地域の課題解決はひとくくりにできない』と気付いたんです。いろんな地域を見てみたいと思うようになりました。その気付きを与えてくれた沖縄にまた、と思って」
沖縄の山岳地帯で暮らす日々。夜空を見上げれば星が輝きを放っていました。
同じ山でも、岡田さんの見慣れたそれとは別の景色です。
「『ジャングルだなぁ』って思います。僕も出身は山がある場所なんですけど、植生が全然違うんですよね」
この日は2月下旬にも関わらず、約25℃で暑さすら感じるほど。
「普段は北海道に住んでるんで-10℃ぐらいです」
その差、まさしく35℃。
「あ、すいません。ちょっとお見送りがあるので」と、
お客さんを乗せたバスにで手を振る岡田さんのきらきらとした笑顔が印象的でした。
「模合」にも参加
仕事以外では、職場の先輩である金城さんがよく飲みに誘ってくれるそう。
金城さんに誘われて、模合(モアイ。仲間同士で毎回一定金額を集めて、順番に総取りしていく会)にも参加したそうです。
-どうでした?モアイ
良かったですよ。辺土名(村内の商店街)の居酒屋で20代、30代の男女メンバー7人で。カラオケも歌いました。
-何歌ったんですか?
「勇気100%/光GENJI」です。
-みんな好きですね!!
話してる間にみなさんお酒も回ってきて、(僕に対しても)方言もどんどん出てきて、後半は話の内容が分からなかったんですが、場を乱してはいけないと思い「はい、はい」って相づち打ってました。
国頭村を含むやんばるの自然は2016年に国立公園として指定され、現在は世界自然遺産の登録を視野に入れています。環境問題にも関心の高い岡田さんは「環境省の主催するワークショップなどもあって、参加するのも楽しみです」と積極的です。
沖縄での毎日を4月からのお仕事にも活かしてください!