金子 黎さん|渡嘉敷村:渡嘉敷村立渡嘉敷幼稚園



金子 黎さん(25)
大学事務/大阪府出身 大阪府在住

ワーキングホリデー勤務先:渡嘉敷村立渡嘉敷幼稚園
ワーキングホリデー滞在先:渡嘉敷村
ワーキングホリデー期間 :2024年度


-ふるさとワーホリに参加されたきっかけを教えてください。

「大学職員として働いていましたが、職場との契約期間が満了することもあり、次はもともと好きだった沖縄での就職を考えていました。沖縄での保育の仕事を探していた時に、ふるさとワーホリのことを知って、地域の方と交流しながら働けることに魅力を感じました。」


-渡嘉敷村立渡嘉敷幼稚園での仕事内容についておしえてください。

「2クラスあって、3歳から5歳までの子どもたちの保育をしています。担任の先生の補助員というような位置づけです。保育士資格と幼稚園教諭免許を持っているので、それなりに専門的なこともできるんですけど、1カ月間という短い期間なので担任のサポート役をさせてもらっていました。」


―渡嘉敷幼稚園の魅力をおしえてください。

「皆さん優しくてとても温かいです。「いつも助かっている」っていう言葉をかけてもらえてありがたく思っています。子どもたちとの散歩の時間は沖縄の離島ならではの楽しさがあります。地域の人に声をかけてもらったり、道中のヤギと触れ合ったり。子どもたちに花のことも教えてもらいました。サンダンカの花の蜜を吸う経験は、地元の大阪ではできない経験でした。そういうことに小さい頃から触れられる環境は子どもたちにとっても素晴らしいと思います。」


-渡嘉敷村での生活はどうでしたか?

「最初は、離島ということもあり輸送費で物価が少し高く、例えば卵が300円ぐらいすることに驚きました。ただ、地域のみなさんとの関わりの中で、いろんな方から弁当を頂いたり、ご飯を食べさせてもらったり、とてもお世話になりました。一度顔を覚えてくれるとすぐに下の名前で呼んでくれて嬉しかったです。渡嘉敷に来る前は、ゴーヤーチャンプルーやにんじんしりしりが苦手だったんですけど、今では大好きになりました。」


-滞在中の1番印象に残っているエピソードをおしえてください。

「中学校の卒業式が終わってその日に開かれる謝恩会が印象的でした。保護者や先生、地域の人々が公民館に集まって、食事や飲み物を囲んだり、中学生が出し物をしたりして。子どもたちの成長をいろんな人が一緒になって喜んでいることに感動しました。地域の距離の近さが良い形で表れているんだなと思いました。」


-ふるさとワーホリに参加してみてご自身の中での変化はありましたか?

「大阪を出て一人で何かをするという経験自体が初めてで、当初は不安もあったんですけど、達成感を味わうことができました。毎日、今日はあれしよう、ここに行こうというように、とにかくアクティブな気持ちになれています。渡嘉敷島を訪れている観光客の方にも自分から声をかけたりと、ちょっとだけ自分の中の殻を破れています。」


-ワーホリ終了後はどのように暮らしていますか?

「ふるさとワーホリ終了後も引き続き渡嘉敷幼稚園で会計年度職員としてお仕事をさせてもらえることになりました。素晴らしい先輩に恵まれていることや、少人数でしっかりと子どもたちと向き合いながら保育できることもきっかけになりました。」


-ふるさとワーホリへの参加を考えている人にメッセージをお願いします。

「一言でいうならば「行くべき」ということを伝えたいです。一人で何かをするのは不安だと思いますし、自分もそうでした。いざ行ってみると地域の方、職場の方の温かさをしれると思います。かなえたい目標があれば、絶対行くべきだと思います。」

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