国頭村の世界最北端の熱帯カルスト地形が見られる大石林山でワーホリをした安部なみさんへインタビュー
安部さんがどういった感じでお仕事と生活をしていたのか紹介いたします。
沖縄本島北部の奇岩や巨石、亜熱帯林を満喫できる「大石林山」(沖縄県国頭村)で働く安部なみさんの1日のスケジュール(例)
09:00 出勤。沖縄島最北端・辺戸岬にあるカフェの開店準備
10:00 開店、接客など
13:00 お昼休憩
16:30 カフェのクローズ作業
安部さんの30日間は、レストラン、カフェ、山小屋の3カ所で10日間ずつ勤務する「3カ所一気体験」でした。
沖縄島最北端・辺戸岬にあるカフェ「ふくしぶカフェ」では、北部地域の特産品でもあるアセロラを使用したフローズンなど、地域色を出した商品を提供しています。
「カフェの店員で女の子っぽいお仕事していました」
ガラス張りの店内からは太平洋と東シナ海が出会う絶景を楽しむことができます。鹿児島県・与論島も目視で確認することができます。
沖縄県が戦後・日本復帰する以前は、辺戸岬と与論島の間の海域でお互い一つになろうと願っていた歴史もあります。
岩場に打ち寄せる波からは海水の塩分が陸地へと運ばれてきます。
「駐車場に車を停めていると海からの塩でドアやミラーが真っ白になって見えないぐらいですよ。これもまた東京では経験できないと言うか、辺戸岬ならではですよね」と、いろんな沖縄を感じています。
かわいらしいカフェのお仕事とは打って変わって、山小屋でのお仕事も担当しました。
自然体験を満喫できる「大石林山」のウォーキングコース入口に位置する通称・精気小屋。自然のパワーを補給できるこの場所で、お客さんの案内などをしていました。
「いつもこの小屋でお仕事している『山小屋の主』みたいな職員さんがいるんですよ」
都市部で生まれ育った安部さんにとっては、山草や虫は日常の物ではありません。
“山小屋の主”からはいろんなことを教えてもらいました。
「パパイヤはオスでも実を付けるんだよ」
「あれがリュウキュウイノシシだよ」
お仕事は忙しくない時には植物図鑑を持たされ
「ちょっと辺りを探検してきてごらん」
ある植物の葉や茎から白い液が出てきて「わー、毒が出てきた!」と大慌ての安倍さんには「いや、これは食べれるんだよ。ニガナだよ」とも教えてくれました。
安部さん「これがニガナか、これがサクナかと、実際の自然物と知識が結びつく楽しさがありました。話しているだけで楽しかったです」
これからはニガナを見るたび、山小屋での思い出がふと浮かんでくるかもしれないですね。
次の記事に続く
安部なみさん②|お仕事・生活編|国頭村:大石林山
on 2019年12月27日
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