河村留利さん お仕事の様子

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うるま市を中心とした沖縄県内の農水産物を直売する「うるマルシェ」で2週間と少し働いた河村さんは、3月19日が最後の勤務日でした。

「・・・楽しかったです!」と、溢れ出る笑みを押さえることができませんでした。

最初の2日間だけはつらかったそう。
「勤務の最初が土日で、出勤者も平日より少なくてみんな忙しそうにしていて、仕事のやり方も分からないままでなかなか聞けずにいました」

しかし「3日目で慣れました」。脅威の対応力です。

海の近くに住めたことは河村さんを癒し続けていました。
「海がエメラルドグリーンで最高でした」
一方で、湿気の多さや潮風など、沖縄特有の気候の大変さも肌感覚でつかむことができたのも、収穫の一つでした。

「ワーホリは『観光以上移住未満』ってよく言われるんですけど、その経験ができてよかったです。住んでみたり、地元の人と話したりしないと分からないことって実際にたくさんあります」

豚の耳や顔まで食べること、伝統行事は旧暦で行われること、お墓の前で親戚が集まって「清明祭」をすること。
河村さんにとって新鮮なことがたくさんありました。

来年、ブラジルと沖縄の架け橋へ

国際協力に関心があり、来年からはブラジル・サンパウロに留学します。

大学ではスペイン語を専攻しており、英語も話せます。ブラジルのダンスと格闘技が融合した文化「カポエイラ」サークルの時期部長で、カポエイラネームは「シュヴィーニャ」です。
「シュヴィーニャ」はポルトガル語で「小雨」という意味だそう。
「しとしと降る雨の雰囲気が好きで。そしたら私、雨女になったみたいで、滞在中はずっと雨でした」

偶然にも、ステイ先のご主人はかつて沖縄から南米に移民し、移民先のブラジルで農業をしていた方でした。
これから行く国の話をじかに聞けたのが印象深かったといいます。
80年代のブラジルの写真もたくさん見せてもらいました。

お気に入りという写真を見せる河村さん

今回のふるさとワーホリを機に、ブラジルと沖縄の移民についての研究もしたいとの意欲が湧きました。

最後の日、仲間と一緒に

同じ「うるマルシェ」で働いたふるさとワーホリのメンバーと

「最後の日、施設内の他の店舗の人からたくさん声をかけてもらいました。仲が良かったしいたけ天ぷら屋さんのおじさんからは、お土産にと大量の天ぷらをもらいました。」

「もう体重気にしないでたくさん食べます!」

おじさんからの気持ちも一緒に食べて、お腹いっぱいになりますように。
ブラジル留学も頑張って下さーい!