木全葵さん③ |お休みの日編|国頭村:比地大滝キャンプ場

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「仕事が終わって帰ってきたら、すぐに海に行けるという点では、QOL(クオリティー・オブ・ライフ、生活の質)は高いなと思いました」

那覇市から車で約2時間半、沖縄県の「ふるさとワーキングホリデー事業」を利用して、本島最北端の国頭村に約4週間滞在した木全葵さん。
滞在していたゲストハウスのすぐ裏には、サンセットが美しく5kmは海岸線が続くであろうビーチが目の前に。眺めても泳いでも、好きな時に東シナ海を独り占めできます。

休みの日は「基本的に海にいました」という木全さん。「もともと、ふるさとワーホリに参加する前から、沖縄の海は好きでした」


「釣りに連れて行ってもらったり、SUPしたり、海をボーっと眺めたりしていました」

地域の人ともすぐに打ち解けて、国頭村内やその周辺をあちこち連れて行ってもらいました。
うみんちゅ(漁師)の船に乗せてもらって木全さんが釣り上げていたのは、沖縄の県魚・グルクン。和名ではタカサゴと言って、唐揚げにして食べるのが一番ポピュラーな調理法です。淡白な白身はどんな味付けにも合って、ふわっとした柔らかい食感が特徴的です。


釣りたてのグルクンはその場でさばいてもらって、そのまま刺身に。新鮮なグルクンの楽しみ方です。

こうやって、みんなで輪になって地域を楽しんできた木全さんは「よく『ゆんたく』していました」といいます。

「ゆんたく」とは、沖縄本島の言葉で「おしゃべり」といった意味。

「地域の人たちと毎日ゆんたくしていましたよ」


ただ、この日は特別仕様の「ゆんたく」がありました。
「年に1回、運動会用のテントを立てて、地域の売店からイスと机を借りてきてそれを並べて」と大パーティー状態です。

「もう本当に、BEGINの歌の歌詞に出てきそうな世界でしたよ」

沖縄ではよく、下の名前で呼び合います。「あおい」と呼ばれて最初はビックリしたそうですが、みんなが木全さんの名前をどんどん呼んでくれて、逆に木全さんの方が地域の人たちの名前を覚えるのに一苦労したほど、一気にたくさんの人と出会うことが出来た地域密着のふるさとワーキングホリデーの滞在でした。



木全葵さん④ |振り返り編|国頭村:比地大滝キャンプ場