安部なみさん③|お休み編|国頭村:大石林山

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国頭村の世界最北端の熱帯カルスト地形が見られる大石林山でワーホリをした安部なみさんへインタビュー
安部さんがどういった感じでお休みの日を過ごしたのか紹介いたします。


その時は突然来てしまいました。
なぜか駐車場に停めていた車のバッテリーが、原因不明で上がってしまいました。

「このままだと明日仕事行けないかもしれない、どうしよう」
そんな思いに駆られながら、どうにかこうにか四苦八苦。勤務先である大石林山の先輩・金城さんジャンプコードでエンジン同士をつないでどうにか応急処置をしてくれました。

金城さん「一個経験が増えたね。これで他の人が困っている時に安部さんも助けられるさ」

振り返って安部さんは言います。
「全部『経験』に変えてくれました。普通だったら嫌な出来事なはずなのに」


金城さんには仕事終わり、夜の動物探しにも連れていってもらいました。

「2mぐらいの死んだハブも見ました」


安部さんは地域から大人気。仕事が終わると毎日誰かに声を掛けてもらっては、一緒に乾杯していたといいます。

「国頭村のみなさんと濃密に関われました。一日に何人もの人が誘ってくれるんですよ。『せっかくこっちに来てるんだから楽しむべきだ』みたいな感じで。おかげ様で、寂しく思う瞬間なんてないぐらいでした」

ある夜は宿の一階フロアを「卓球バー」に一時的に改装して、準備から参加しました。


コンパクトな集落だからこそ、決して便利な環境ではないからこそ
「一緒に作り上げる楽しさ」がありました。
国頭村ののどかで穏やかな道は、1カ月間と言えど見慣れた景色となりました。
でもこの景気がいずれ恋しくなるのだと思うと、安部さんはその時に見えるものをしっかりと目に焼き付けていたのでした。



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